上司の曖昧な指示でもやり直しの手間が減る仕事の受け方とは?

販売

上司の曖昧な指示でもやり直しの手間が減る仕事の受け方とは?

2021-05-24

「ウチのスタッフは、指示したことの意味を考えずに、
言われたままをやってしまうんだよなあ。
もう少し考えてくれればわかると思うんだけど」

という上司の声を聞くことがあります。

一方、部下のスタッフは

「上司は指示があいまいで、何を期待しているのか
よくわからないんです。かと言って、余計なことを聞いて
『そんなこともわからないのか!?』と思われるのも嫌だし・・・」

と思っていたりします。

たとえばこんな例がありました。社長が

「商品ごとの販売数とクライアントごとの売上数を集計する表をつくって
もらえますか?記録をとっていきたいんだ」

とスタッフに依頼をしました。

ただ、社長の頭の中にはその具体的なイメージが
あるのでしょうが、このセリフの中には依頼内容が
ほんの一部しか表現されていません。

このとき、スタッフはどのような表をつくったか?

単純に30日間の日付をズラッと横に並べて、
その下に販売数と売上数を入力するだけの簡単な表。

その月の合計値を表示する欄もなく、また
今年1年の月別の推移を見るような表もなく、
非常に見づらいモノになっていました。

そして社長はそのスタッフにやり直しを指示しました。

このとき、上司も部下も嫌な思いをしています。

上司は自分の期待レベルに達しないスタッフにガッカリし、
不満を抱きます。

そして部下は自分の評価を低く見られた上に
時間を余計に割く羽目に。

そのようなお互いにストレスを抱えるようなことを
予防する道はないものでしょうか?

あります!

それは、
「仕事を依頼された瞬間に、上司の指示の意図をたずねる」
ことです。

たとえば今回の例のように
「販売数と売上数の集計表をつくってほしい」
という場合は、ちょっと勇気を出して

「それはどのような表に仕上がればベストですか?」

と上司に尋ねてみるのです。

すると、

「そうだな、販売数と売上数を商品ごとクライアントごとそれぞれの数を手入力していくと、
毎月の記録が自動計算で出てくるようなものがあると助かるんだが。
というのも、販売数と売上数の目標を毎月どれだけクリアしているか、
新規開拓のクライアントの割合がどれだけ増えているかを把握したいんだ」

と教えてくれることでしょう。

そうしたら、その場でコピー用紙を1枚取り出して、

「こんな感じの表ですか?」

と図に書きながら一緒に確認していくのも良いでしょう。

ほんの10分程度の会話の中で、期待されている完成物の
原型が仕上がるので、あとはそれを形にするだけの作業に変わります。

ご相談・お問い合わせ

キャッシュフローコーチ・
経営コンサルティングに関する
ご相談・お問い合わせはこちら

出版物・メディア実績

書籍などの出版物やメディア掲載の実績を公開しております。

TBS みのもんたの朝ズバッ!

TBS
みのもんたの朝ズバッ!

TBS Nスタ

TBS
Nスタ

TBS みのもんたの朝ズバッ!

TBS
みのもんたの朝ズバッ!

NHKテレビ 「日本のこれから~税金~」

NHKテレビ
「日本のこれから~税金~」

日本テレビ ズームインスーパー

日本テレビ
ズームインスーパー

楽天ではなぜランチがタダで食べられるのか 社長も社員も得する経営・節税ノウハウ

楽天ではなぜランチがタダで食べられるのか
社長も社員も得する経営・節税ノウハウ

社長、税務調査の損得は税理士で決まる!

社長、税務調査の損得は税理士で決まる!

儲かる会社の経営者は会社の未来を数字で読み解く

儲かる会社の経営者は会社の未来を数字で読み解く

1164社の紹介でわかった 社長のための“いい税理士”の探し方

1164社の紹介でわかった
社長のための“いい税理士”の探し方

節税ノウハウQ&A

節税ノウハウQ&A

経理・会計に必要な税務の実務知識

経理・会計に必要な税務の実務知識

社長、もっと頼りになる会計事務所があります!

社長、もっと頼りになる会計事務所があります!

節税に活かす交際費税務の基礎知識

節税に活かす交際費税務の基礎知識