社員が積極的に営業をしてくれない。目標売上に達していなくても危機感がない。を解決する方法

4月, 2021年

社員が積極的に営業をしてくれない。目標売上に達していなくても危機感がない。を解決する方法

2021-04-26

なぜ社員には社長の危機感が伝わらないのか?
社長が会社のお金をよく理解し、何をすべきかがわかった頃に、
実は新たな問題が顕在化します。

それは、社長と社員の危機感のズレです。

社長からすると、平和そうな表情で
昨日と今日が何も変わらないような社員の仕事ぶりを見るにつけ、

「会社がこんなに大変な状況なのに、よくそんなノホホンとしていられるな!?」

と腹立たしく感じることも一度や二度ではないでしょう。

この危機感のズレは、どこから来るのでしょうか?

「社員の能力が低いから?」

「社員にやる気がないから?」

たいていの場合は、そのどちらでもありません。

ズレの原因は、社長の頭の中と社員の頭の中にある
「情報量の不一致」から生じるのです。

社長には見えていて、社員には見えていない情報があるから、
現状の捉え方にズレが出て、それが危機感のズレとして映る のです。

「では、現状認識を社員と共有するにはどうすればいいのでしょうか?」

そこには、社員の誤解から「優秀な社員が退職」したり
「社長への尊敬を失う」などの落とし穴も潜んでいるので、
それを踏まえて具体的にお話ししていきましょう。

落とし穴①「ウチの会社、そんなにピンチなのか?」と誤解される怖さ
まず、社員と会社の収支状況を共有するときに
気をつけなければならないことは、
社員に「必要以上に心配させない」ことです。

本当は業界平均と比べれば中の上くらいの状態なのに、
社長が「ウチは資金繰りが厳しいんだ」「ギリギリでやっている」
と連発することで、(この会社、もう1年ももたないのでは!?)と
誤解した優秀な社員が、先手を打って退職してしまう、
なんていうことがあってはお互いに不幸です。

したがって、過不足なく今の会社の状況がどうなのかを
伝える工夫が必要です。

そのコツは
「全体の中における当社の位置づけ」を客観視して伝える
ことです。

落とし穴②「社長はお金の話ばかり、亡者か?」と誤解される怖さ
もう1つ気をつけておきたいことは、
社長が「お金、お金」と連発すると、
とくに最近の若い社員は興ざめしてしまうところがあります。

場合によっては、「社長の金儲けのために
俺たち働かされているんじゃないか?」という気持ちになって、
社長が数字を口にするのに反比例してモチベーションが下がる
ことすらあります。

「その数字にはどういう意味があるのか」を
社員の共感を得られる形で伝える工夫が必要です。

これら2つの落とし穴を避けて、
きちんと社長の頭の中の情報を社員の頭の中に届けることが大切。

「社員の採用に悩んでいる」「社員が辞めてしまう」を解決する方法

2021-04-19

今、多くの会社で「社員の採用に悩んでいる」
と言う声が飛び交っています。

あなたの会社ではいかがでしょうか?

もし当てはまるなら、新たな社員の採用活動と並行して、
同時に、既にいる社員を引き止めること、つまり
「離職率を下げる取り組み」が重要になってきます。

実際のところ、「やりがいが感じられない」と言う理由で、
簡単に会社を辞めてしまう人も多いようです。

最近では、入社して3年後に入社した社員の3分1が退職していると
言われています。

そして、特に問題とされているのは、
若手社員らが次々辞めていく「連鎖退職」です。

ある日突然社員が次々と辞めていく。

このような連鎖退職が原因の倒産も、今増えてきています。

なぜこのような問題が起こるのか?

それは世代間での価値観の違いも多いかと思います。

本当は「上司に話を聞いてほしい」「悩みを相談したい」と思っていても、
「仕事は、見て覚えるものだ!」「自分で盗め!」というように、
部下に対して、ただ「頑張れ」と努力と根性で、
鼓舞したりしていないでしょうか?

この様な”体育会系的な価値観”を持った世代が、
会社を支えてきた事実は確かにあります。

ただ、だからと言って、これを「最近の若者は根性がない」
などと断罪してしまうのは簡単ですが、
それでは根本的な解決策にはなりませんね。

そこで、「なぜ社員が辞めてしまうのか」の理由について
掘り下げてみましょう。

まず、やりがいが感じられないと言う言葉の裏には、
2つの理由があると考えられます。

1つは、「①意味のわからない仕事の振り方をされる」から。

つまり具体的な説明もなく、ただ「これをやっておけ」と言われ、
それが何のためにやるのかもよくわからず、
単なる作業としてやっている場合です。

その場合、社員はそこに意味を見いだすことができず、
やりがいが感じられません。

もう一つは、「②やっても認めてくれない」から。

つまり、上達している実感が持てないので、
気力が持たないと言うことです。

そして、やりがいが感じられない時に、
誰か先輩に相談できれば良いのですが、
「③誰に相談していいかがわからず、孤立無縁になっている」
状況が続くと、やりがいが見出せず、辞める可能性が高まるでしょう。

以上の3つは、「給料が高いかどうか」あるいは
「休みが多いかどうか」などの待遇面とは関係がありません。

いわゆる「仕事の与え方」の問題です。

つまり、お金の問題ではないので、
儲けが出ているか否かに関係なく、その気になれば
どの会社でも取り組めることです。

そこを見落としたまま、単に

「人が集まらないから、給料を上げなければ」

などと発想すると、根本的な解決にならない場合があるので
注意したいものです。

したがって、上記の3つの逆のことを実践することが、
社員が辞めることを踏みとどまらせます。

①「その仕事にどんな意味があるか」
「なぜあなたにやってほしいか」を予め伝える。

②その仕事を完了したときに、期待通りの仕事なのか否か、
そして「どこが良くて、どこに改善の余地があるか」
をフィードバックする。

③「仕事で困ったら、誰に相談すればいいか」を予め決めておき、
1人で抱え込まなくて済むようにする。

できることからトライしてみましょう!

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